2008年7月16日水曜日

ツングースカ大爆発の謎が解明されようとしている(2013年書き直し)

















 写真はクーリック探検隊による写真(1927年) 一方向に樹木がなぎ倒されている。

イタリアのボローニャ大学の研究成果です。
あのツングースカ大火球が小惑星衝突であったとの研究成果です。

ツングースカ大火球 100年の謎 by 日経サイエンス

以下、抜粋
日経サイエンス2008年8月号
ツングースカ大火球 100年の謎
L. ガスペリーニ(ボローニャ海洋研究所)/E. ボナッティ(ローマ大学)/G. ロンゴ(ボローニャ大学)
 今からちょうど100年前,シベリア中央部のツングースカ上空で大爆発が起きた。2000km2に及ぶ森林の8000万本ほどの樹木が,ある地点から放射状に外側へとなぎ倒された。ロンドンでは真夜中にもかかわらず空が明るくなり,人工灯火なしに新聞を読めたそうだ。天体の空中爆発が原因と考えられているが,当時の政治情勢の影響もあり,詳細は謎に包まれたままだ。
・・・
 爆心地から8km離れたところにあるチェコ湖がツングースカ事件でできた衝突クレーターではないかという調査結果を,著者たちのグループが発表した。湖底が衝突クレーターの形状に似ていることなどがその根拠だ。彼らはまた,湖底からさらに数十m下に,衝突した天体の破片の存在をうかがわせるデータを得ている。本当に天体の破片であれば,解明に向け大きな前進だ。
 著者たちは今年後半にも再びツングースカに赴き,“天体の破片”に届くようなボーリングを実施する準備をしている。事件からちょうど100周年の今年,謎は解明されるのだろうか?

英語のサイトではありますが、さらに詳しい情報はこちら。


ツングースカホームページ
in ボローニャ大学 物理学部


Google Earth による航空写真
ツングースカの爆発地点

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地球に衝突した後にできたと思われるチェコ湖

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ボローニャ大の研究成果による地図へのリンク 

両者の位置関係が解る縮尺の航空写真

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