2009年2月22日日曜日

「この自由な世界で」 高知県立美術館ホールにて 2月25日

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この自由な世界で
監督:ケン・ローチ/イギリス、イタリア、ドイツ、スペイン
2007年/96分
日時:2月25日(水)14:00/15:45/17:30/19:15
場所:高知県立美術館ホール
主催:シネマ・サンライズ
料金:
 前売券:1,500円
 当日券:1,800円
 ICS・シニア・障害者・高校生:1,300円
 賛助会員:1,000円


in goo映画
シングルマザーのアンジーの仕事は外国へ行き、労働者を集める事。ある日突然クビを告げられた彼女は、今までのノウハウと経験を生かして、自分で職業紹介所を立ち上げる。親友のローズを共同経営に、二人は移民労働者たちを集めて仕事の斡旋を始めた。アンジーの努力もあり、仕事は増えていくが、やがてトラブルが出始める。会社の賃金未払いのため、移民たちにお金を払えなくなった事から、彼女は道を踏み外していく…。
90年代以降、ほぼ毎年のように映画を撮り続けている監督、ケン・ローチ。彼が描くのはこの世界で弱い立場にいる人たち。この物語の主人公アンジーもそうした人間のひとりで、搾り取られて用がなくなったら捨てられるという点では、移民労働者たちとそう変わらない。そんな状況から脱するために彼女は競争社会の中に入っていくが、それは「搾取される人間は、さらに下のものから搾取する」という、世の中のシステムに乗っていく事になる。悪意がないにも関わらず、必死に生きようとする人間がどんどん追い詰められていく、この世界。はたして、私たちは本当に「自由な世界」に生きているのだろうか。そんな問いかけが胸に沁みる傑作だ。

さらに、現在、この状況は急激に変化しつつあります。

UK migrants head back to Poland
in BBC Radio1 Newsbeat
By Tamasin Ford
Newsbeat reporter, Warsaw, Poland
The number of Eastern Europeans coming to the UK is going down, not up, according to a report from the Institute for Public Policy Research. Even though there are more Poles living in the UK than any other foreign national, more and more are choosing to return home.
東欧から英国に来る人数は減少し、増えることはなくなった、と公共政策調査局が報告している。他国と比べ多くのポーランド人が英国に住んでいるものの、帰国する者がさらに増えている。

原因は、経済不振。ポーランド人は農業分野や低賃金サービス分野を支えていましたが、賃金減少とともに東欧に工場を移転させるアイルランド、英国企業が増加したため、ポーランドの方が就職事情が良くなっているようです。どうなることか・・、いずれにせよ大きな経済変動は、一般市民の生活を蝕みます。

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