マンデラの名もなき看守
監督:ビレ・アウグスト/フランス、ドイツ、ベルギー、南アフリカ/2007年/117分
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南アフリカで刑務所の看守として働くジェームズ・グレゴリーがロベン島の刑務所に赴任した1968年、アパルトヘイト政策により、反政府運動の活動 家の黒人が日々逮捕され、投獄されていた。グレゴリーはそこでネルソン・マンデラの担当に抜擢される。黒人の言葉・コーサ語が解るので、会話をスパイする ためだ。妻のグロリアは夫の出世を喜び、順風満帆のようだった。だがマンデラに初めて会った時から、グレゴリーは特別な印象を抱き始める。
南アフリカ初の黒人大統領、ネルソン・マンデラが獄中にあった27年間。その時あった看守との交流を描く、実話をもとにしたストーリー。マンデラが 初めて自身の人生の映画化を許可した記念すべき作品だ。悪名高きアパルトヘイト政策が終焉を迎えて15年余、そこに至る南アフリカという国を知ることがで きる映画でもある。リアリティを追求してコーサ語をマスターしたジョセフ・ファインズ、歴史上の大人物ネルソン・マンデラが話す時のアクセントや癖などを 習得したデニス・ヘイスバードら、細部にまでアプローチした役者のこだわりに注目してほしい。カンヌ国際映画祭で2度パルムドールに輝いたビレ・アウグス ト監督が放つ、渾身の感動作だ。
悲しみが乾くまで
監督:スサンネ・ビア/アメリカ、イギリス/2008年/119分
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オードリーは、夫と二人の子供たちに囲まれ、平凡だが幸せな日々を送っていた。しかし、事件に巻き込まれた夫が射殺される。愛する人を失った悲しみから立ち直れなかったオードリーは、夫の幼馴染みで親友のジェリーを思い出す。彼は弁護士だったが、今はドラッグで堕落していた。オードリーはそんな彼を好きではなかったが、自分と同じように夫を深く理解し、愛していてくれたことを知り、親近感を持ち始める。オードリーは、それぞれが立ち直るため、共同生活をしようと提案する。個人的には、チェ・ゲバラを演じたベネチオ・デルトロの渋さがたまりません!
『しあわせな孤独』、『アフター・ウェディング』などで知られるデンマークの俊英、スサンネ・ビア監督のハリウッド進出作品。夫が射殺され、突然幸せを奪われた主人公は、夫の親友で薬中で堕落した元弁護士と共に暮らし始める。それは、主人公にとっても男にとっても必要な時間だった。ビア監督は、人間の弱さと儚さを優しく見つめ、悲しみに向かう強さを温かく描く。主演は、ハル・ベリー、ベニチオ・デルトロ、デヴィッド・ドゥカヴニー他。主人公が住む家が、日本ではちょっと見られない素敵なデザイン。さすがアートの国、北欧出身の監督だけある。
日時:2月13日(金)~14日(土)
場所:高知市文化プラザかるぽーと
主催:市民映画会、(財)高知市文化振興事業団
料金:前売券1,300円、当日券1,500円
マンデラの名もなき看守 11:00
悲しみが乾くまで 13:10
マンデラの名もなき看守 15:20
悲しみが乾くまで 17:25
マンデラの名もなき看守 19:30
高知の自主上映情報:
チネチッタ高知
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