キューバが独自のLinux:Novaを発表
in スラッシュドット・ジャパン
soaraによる 2009年02月12日 23時45分の掲載
キューバの青い星部門より。
駅前留学 曰く、アメリカに禁輸措置をとられているキューバでも、Winowsが使われています。
本家記事より:アメリカに距離的には近いが政治的には遠い国・キューバが、独自のLinuxの“variation”(ディストリビューションのことであろう)「Nova」を立ち上げた、とReutersの記事が伝えている。首都ハバナの「技術における主権」(technological sovereignty)という会議で発表されたそうだ。Youtubeにデモ動画らしきものがあがっている(ホヤホヤらしく再生数は200以下!)。キューバは革命50周年を今年迎えたが、アメリカに対抗する政治姿勢は変化しておらず、アメリカ系企業であるマイクロソフトのOSを使用することは「アメリカの安全保障の政府機関がマイクロソフトのコードにアクセスできるかもしれない」ので潜在的な脅威として捉えられていたらしい。キューバの情報科学大(University of Information Sciences) フリーソフトウェア学部(School of Free Software)学部長のHector Rodriguezによると、昨年キューバで販売されたコンピュータの20%がLinuxだという。「今後5年のうちに50%はLinuxになると思うよ」とも。
配布元と思われる www.nova.uci.cu (Google検索で出てきたリンク) にアクセスしようと頑張ってみたけれど、回線がやはり細いらしく、応答が遅いかタイムアウトしてしまった。Googleのキャッシュを拾ったところ、次のような特徴らしい。
* Gnome 2.22
* Gentooの Portage互換パッケージシステム
* Active Directory連携
Live CDと DVDで配布している模様。
しかし、ソースコードが公開されていないため、ソフト内部に細工をされていても
キューバは十分な対抗措置が取れないという不安があったようです。
オープンソースのOS、Linuxを独自に改良を加えることで、自国の低スペックコンピュータで
軽快に動作するようになるのでしょうね。
うまくいけば、オバマ大統領が実現を目指している国家レベルの電子カルテシステムを
キューバがはるかに低コストで実現してしまうかもしれませんね。
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