2008年6月3日火曜日
マクドナルドの「新戦略」は名ばかり管理職店長を今まで以上に苦しめる
マクドナルドが直営店の店長をフランチャイズの店長にするよう戦略を改めました。
これは今の店長に「やめるか、過労死か、選べ」と言っているようなもの。
現在、店長は「名ばかり管理職であるから、残業代を支払うように」との
判決を出され、上告しているマクドナルド。
ただでさえ、イメージダウンをしているのに、店長への残業代をさかのぼって払うと
200億の負担が出るとみられています。
この問題をチャラにしたいマクドナルド日本本社は直営店をフランチャイズ化し
店長を店舗の店主としようと計画しています。
さて、晴れて一国一城の主となった店主は大変です。残業代はおろか、店の売り上げから
日本本社へのフランチャイズ加盟金、仕入れ代、アメリカ本社へのフランチャイズ加盟金を
支払わなければなりません。行き先は「過労死」ですな。
一方、日本本社は残業代をさかのぼって支払う前に、店長が辞めてくれるので万々歳。
と、うまくいくかはわかりませんよ。
ここまで露骨にやれば、さらにイメージが悪くなること間違いなし。
ちなみに、原田社長は26日付の全国紙の全面広告で、
「メニューボードには載っていない、マクドナルドの大切な品質、それは『人』です。
私たちが思い描いているものは、すべての真ん中に輝く『人の笑顔』です」と語っています。
せっかく今まで築き上げたものを・・
賃金、残業代は、将来の顧客の所得なのに。
きちんと払った方が将来のためになると思うんですが。
関連:
マクドナルド さん、残業代は次のお客さんの所得ですぞ! -くろかめニュース
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