さて今回は・・
生物の体内にあるネットワーク構造がどのように造られているのか
また、遺伝子がどのように体を作り上げていくのか。その一端が明らかになりました。
以下、Natureより抜粋
肺などの器官の複雑に枝分かれしたネットワーク構造が発生の間にどのように作り上げられ、また、そのパターン形成情報がどのようにコード化されているのかは、長らく生物学者や数学者たちの興味をかき立ててきた。今回、数百に及ぶ発生の中間段階の解析により、マウス気管支樹の枝分かれの完全なパターンと系譜が決定された。この過程は著しく定型化されており、数学的にも美しい。気管支樹の全体は、幾何学的に単純な3つの局所的分枝様式が3通りの順序で用いられて作り出される。気管支の発生は、コンピュータープログラムのように、一連の局所的なパターン形成および形態形成作用として遺伝的にコードされたサブルーチンによって、それぞれの分枝様式が制御されて進行し、これらのサブルーチン自体はさらに上位の包括的なマスタールーチンによって制御される。発生:至るところで枝分かれ by Nature
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つまり、枝分かれの基本パターンが分類出来た、と言うことです。
まだ遺伝子との直接的な関連ははっきりわかっていませんが、その基本パターンが数学的に
わかったので、どのタイミングで遺伝子が働いているかがわかれば、全容がわかります。
このことが解れば、心臓の血管の異常、肺の異常などの予測、対策ができるようになるかもしれません。
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