アメリカの良心を代表する経済学者が
ついにノーベル経済学賞を受賞!\(^▽^)/
CNN.co.jp:ノーベル経済学賞にポール・クルーグマン氏:
"ノーベル経済学賞にポール・クルーグマン氏
(CNN) スウェーデン王立科学アカデミーは13日、今年のノーベル経済学賞に、米経済学者でプリンストン大学教授のポール・クルーグマン氏を選んだと発表した。
クルーグマン氏はエール大学卒業、マサチューセッツ工科大学で博士号取得。専門は国際貿易理論だが、コラムニストとしても活動。ブッシュ米政権に反対の立場の論客として知られる。
賞金は1千万スウェーデンクローナ。授賞式は12月10日、ストックホルムで行われる。"
ブッシュ政権下のアメリカの強烈なサプライサイドエコノミクス。企業と株主に利益を与えすぎるこの経済政策は、経済を不安定化させる要因。
1:過剰な信用供給がもたらす資金余剰が無理な貸付を増やす。
2:無理な貸付でも、とりあえず需要は増えるので企業収益は増える
3:支払いができない状態がわかると借り入れた者だけでなく金融機関も破綻
(現在はこの状況)
4:後始末、破綻先は不良債権をかかえ、その貸し倒れ引き当てに何年もかかる。
金融資産の価格は上昇せず、逆資産効果で不況が長く続く。
さらに経済を不安定にしているのは、アメリカの勤労者の生活基盤が脆弱なこと。
1:アメリカは先進国中、唯一、国民皆保険がなく、勤労者が健康面の不安を抱えている。
2:さらに民間の医療保険は支払いを渋り、医療が正常に受けられない。
3:結果、治療費が支払えず破産するものが多い。また、経験ゆたかな勤労者が失業し
競争力も奪われる!
この状況が「逆転」するきっかけが、
クルーグマンのノーベル賞受賞になるかも知れません!
さらに、クルーグマンは「オバマ大統領候補」の経済顧問!
ますます楽しみです。
日本はアメリカの企業収益や株式市場を強く意識した経済体制を構築しようと
してきました。
その問題点を指摘し続けてきたクルーグマンがこの賞を受賞できたことは
これからのアメリカ経済のみならず、世界経済を正しい方向に導くことでしょう。
彼の発言は、それほどの力があるのです。でも、日本ではあまり知られていませんが。
機会があれば、ぜひ彼の論文を読んでください。
ジョン・メイナード・ケインズ『雇用、利子、お金の一般理論』解説
ポール・クルーグマンによるケインズの解説
ブログランキングに登録しています 応援よろしくお願いします