2008年9月17日水曜日

火山の大噴火とマグマ溜まりの位置は密接に関連している

Blue Skies of Pompeii

イタリアも、日本と同じように火山国です。
原因はアルプスを中心とした大陸間プレートの衝突。
かつての大噴火の研究で、マグマだまりが9〜11 km上昇したことがわかりました。
日本の富士山噴火などの研究に分析が活かせるかもしれません。

地球:上昇するマグマ溜まり

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西暦79年の噴火でポンペイとヘルクラネウムを破壊したことで歴史に名を残しているヴェスヴィオ火山は、それ以来何度もマグマを噴出してきた。新たな噴火 は、ナポリ湾地域に住む70万人以上の人々の生命を危険にさらす可能性があるため、この火山の噴火活動の予測は重要な問題となっている。マグマ溜まりの深 さは、マグマの性質と噴火様式に大きな影響を与える。過去2万年の間に起きた噴火にマグマを供給したマグマ溜まりは、ほぼ同じ場所にとどまっていると考え られている。しかし、ヴェスヴィオ火山の過去の噴火から得られた物質の分析に基づいてマグマ溜まりの条件を再現したところ、1万8,500年前の Pomici di Base噴火と1944年の噴火の間に、マグマ溜まりが9〜11 km上昇したことがわかった。このマグマ溜まりの移動とそれがマグマ供給速度へ及ぼす影響は、予想されるヴェスヴィオ火山の噴火シナリオを明らかにする

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