2008年12月23日火曜日

米国でのインフルエンザA/H1N1流行はタミフル耐性が主流

The H5N1 Virus [snag]

CDCが警告 米国でのインフルエンザA/H1N1流行はタミフル耐性が主流
in 日経メディカルオンライン

以下引用

米疾病センター(CDC)は19日、今冬、米国で流行しているAソ連型(H1N1)はタミフル耐性株が主流であるとし、医師向けに緊急情報を発した。同時に、耐性ウイルスの流行を踏まえた抗インフルエンザ薬の治療指針も提示した。

CDCによると、この冬に米国で流行しているA/H1N1において、10月1日以降で12州から報告のあった50株のうち49株がオセルタミビル(商品名;タミフル)耐性だった。耐性率は98%と高率だった。この耐性ウイルスがどの程度広がるのかは不明だが、今後の動向に注意が必要だ。

幸い、ザナミビル(商品名;リレンザ)やアマンタジン(商品名;シンメトレルなど)は感受性があった。また、同時に流行しているA/H3N2やB型においては、タミフル感受性が確認されている。

インフルエンザも含め、ウイルスは変異性が高く、薬剤耐性を持つものが
あっという間に増えてしまいます。根本的には「ワクチンを使って免疫力を高めて対応」なんでしょうが 、なにせ変異型は対応できにくい。

プレパンデミックワクチンの開発が待たれます。
プレパンデミックワクチンについての、やや専門的な製法はこちら。

プレパンデミックワクチンについて
効率よくヒト―ヒト感染ができる新型インフルエンザウイルスが出現すると、ヒトの間で大流行する。ヒトの間で大流行する新型インフルエンザウイルスがパンデミックウイルスである。現在はA/H5N1亜型のいずれかの株がパンデミックを起こすと予測されており、本邦では、リバースジェネテックスの技術を用いて作製されたA/H5N1ウイルスワクチン株を、孵化鶏卵で増殖させてワクチンを製造している(プレパンデミックワクチン)。
日本で開発されたプレパンデミックワクチンは、インフルエンザウイルス全粒子をホルマリンにより不活化後精製した全粒子ワクチンで、免疫の初期化を高めるために水酸化アルミニウムをアジュバントとして加えている。

国立感染症研究所 感染症情報センター
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