イタリア地震を予知したのかもしれない情報が削除される
in Slashdot Japan
reoによる 2009年04月08日 10時00分の掲載
オオカミ中年、香辛料風味部門より。
地震予知の方法は、確定的なものはないと言われていますが、Kando 曰く、先日 4 月 5 日にイタリア中部で M 6.3 の地震が発生したが、この地震を予測したグラン・サッソ国立研究所の Gioacchino Giuliani 氏が、自身のウェブサイトに掲載した地震予告情報を「ニセの警告」であるとされ削除されていたという 。Giuliani 氏はラドン濃度から地震予測を行う研究を行っておられるようで、この 3 月にラドン濃度の変化から地震が起きると予測し、Web に警告を載せ、車にスピーカーを積んで警告して回ったという。一応ちゃんと仕事としてラドン濃度の計測機器、特に地震観測向けの計測機器の開発・試作をしておられるらしいように見える (門外漢なのでそれ以上言えないが。参考→ グラン・サッソ国立研究所のセミナー一覧, セミナー 'Dal 222Rn un segnale precursore di Eventi Sismici' (地震の前兆信号としてのラドン 222) のアブストラクト) 。CNN.co.jp の記事によれば
地元のニュースサイトによると、ジュリアーニさんは「私に謝罪しなければならない人々がいるはずだ。彼らは、起こった結果の重要性を知るべきだ」と、自分の警告を無視した人々を非難。「(地震が発生した)昨夜は、誰に話していいかわからなかった。状況が悪化していることはわかっていたが、どうしようもできなかった」と話している。とのこと。これに対して National Geophysics Institute 所長の Enzo Boshci は「地震が発生するたびに「予測していたのに」と主張する人間が現れる。私の知りうる限り、正確な地震の予知などできない。」とロイターのインタビューに答えている。あー、昔からそういうのが fj にもいますね……。
地電流観測による地震直前予知
in 産業技術研究所
など研究は盛んです。
ひとつの予測方法で、50%程度であったとしても、別の予測方法で50%なら
50%+(100-50)x50%となり、累積予測確率は75%となります。
うまく利用できればよいですね。
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