貴重本のスキャンには使えないでしょうが、一般的な書籍のスキャンが一気に効率化しそうです。
毎分 200 ページ読み込めるブックスキャナ、東京大学が開発
in スラッシュドット・ジャパン:
reo による 2010年03月19日 11時00分 の掲載
悔しいがこの発想はなかった部門より。
ある Anonymous Coward 曰く、
東大の石川正俊教授らが開発した高速ブックスキャナが 本家 /. の記事で取り上げられている。
- 石川 正俊 教授
- 東京大学
- 大学院 情報理工学系研究科 システム情報学専攻
- in Good Professor 早稲田塾
めざすは人間より性能の優れたロボット
実験に利用した指モジュール(2本指4自由度)
秒速4mのスピードでどんどん落下してくるボール。それをロボットの2本指が瞬時にキャッチ。人間の目では追えないほど高速な動作でポールをキャッ チする「超高速ロボットハンド」がこのほど完成し、発表された。この研究開発の中心になったのが、東京大学教授の石川正俊先生である。
戦前の書籍は、活字が旧字体であったりするので、スキャンしてOCR処理するのは難しいでしょうが
このスキャナは高速カメラの下で本のページをパラパラとめくっていき、その情報をキャプチャしていく仕組みだそうだ。撮影対象には 2 種類のライトを当てており、500 fps という高速フレームレートで画像をキャプチャしていく。真上からのライトで文章や画像などの情報をキャプチャし、レーザープロジェクタによってページの行や 3D 形状をキャプチャするとのこと。キャプチャされた変形ページから、平坦なページが再構築される。
ページを「めくる」というよりは「本をパララっと素早く一通り開く」という動作で、毎分約 200 ページという高速スキャンを実現している。元記事の IEEE Spectrum の記事に動画がある。
研究者らは、将来的に小型化してスマートフォンなどに搭載できればと考えているそうだ。研究者の一人は特に漫画をスキャンすることに興味があったそうだが、出版社からは著作権の問題から自社の漫画をスキャンしないよう言われたとのことで、現在は自作のモックアップ本を使って実験しているとのことだ。
戦後の書籍 で、絶版になっているものの復刊が、楽にできるようになるかもしれませんね。
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