以下、引用
原始の被子植物の残存種要するに、桜とおなじ被子植物と思っていたら、杉のような特徴をもっていて
地味な水生植物であるヒダテラ科は、中生代に初めて出現した被子植物の仲間であり、
極めて原始的なものであることが最近わかった。
このほどW Friedmanは、ヒダテラ(Hydatella)には珍しい複数の発生学的特徴がみられるが、
ヒダテラ以外でそれらがまとまってみられるのは、やはり原始的な植物であるスイレン目のみで
あることを明らかにした。ただし、ヒダテラには、これ以外にもう1つ特徴がある。それは、胚性
組織からではなく、母性組織から種子に栄養が供給されることである。この特徴は他の被子
植物にはみられないが、裸子植物(針葉樹類)には一般的なものであり、被子植物の初期の
進化史の名残であると考えられる。
それは、恐竜とおなじ頃に生まれた植物の特徴だということです。
教科書的な植物の区分ができない、ミッシングリンクの発見であります。
科学雑誌Nature日本版
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