2004年の段階でアスベストとカーボンナノチューブの物理性質が似ているため
発ガン性など健康被害をもたらすのではないかという懸念が指摘されていました。
Seaton教授がナノ材料の安全性への取組みの弱さを指摘
Anthony Seaton教授(Aberdeen University、英国の主要な環境健康の専門家の1人)は、ナノテク製品が適切な注意なしで、そして、効果的で生物学的な安全テストなしで配備されていると警告した。
ロンドンで開かれたヨーロッパの業界会議のナノ粒子についての話の中で、「アスベストはナノチューブとかけ離れているようだが、関連がある」とする Royal Society of Chemistry報告を引用しながら、Seaton教授は材料の繊維性をあげて、CNTsとアスベストを比較した。
アスベストが最初に導入されたとき、それは素晴らしい材料、特にその耐炎性が注目され、建築資材として迅速かつ広く利用された。しかし、それ以来、 それが小さな粒子を簡単に発散し、肺に入ると石綿症、中皮腫と肺がん他の病気を引き起こすことがありえるということが知られた。英国で労災による死亡原因 としてこれ以上の大きなものはこれまでない。
Seaton教授は、最新製品に推奨されているナノテクを基盤とする材料とプロセスがきちんと評価されておらず、類似した思いがけない影響、おそらく、呼吸器系、心臓、免疫問題を引き起こしうると述べた。
この注意喚起が現実のものとなりました。
カーボンナノチューブの腹腔注射でマウスが中皮腫 第二のアスベスト渦の恐れ
by 農業情報研究所
ナノチューブにアスベスト同様の健康リスク 新研究で欧米が大騒ぎ
by 農業情報研究所
Carbon nanotubes: the new asbestos?
by NatureNews
それが生理学的に証明されました。
現在もっとも応用研究が進む科学分野なので、問題点が後回しにされる可能性高いですね。
また、カーボンナノチューブは、実は炭化物のなかではかなり多い物質です。
鉛筆の芯のような物をスパークで粉にするといくらでも出来ます。
タイヤのカーボンにも含まれると予想されています。さて、困ったもんだ・・
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