2008年5月28-30日に横浜で第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)が開催されます。
そのアフリカで大きな課題となっているのがAIDSとマラリアです。
マラリアは蚊が媒介しますが、WHOがDDT利用を再公認し、駆除されようとしています。
しかし、どれだけ効果があるかを確認するには、小規模ながら研究室が必要でした。
しかし、その問題もかなり解決されるかもしれません。
以下、WiredVisionによる記事の抜粋
携帯に装着する顕微鏡、マラリアをその場で診断
by WiredVision
カリフォルニア大学バークレー校の研究チームは、携帯電話と特殊な顕微鏡を使うだけで、世界のどこでも誰でも、マラリアなどの病気を診断できる技術の開発に取り組んでいる。関連:
この携帯電話用顕微鏡『CellScope』の目的は、医師が患者と同じ場所にいる必要をなくし、医療の恩恵を受けられない地域の人でも正しい診断結果が得られるようにすることだ。
診断を行なうには、携帯電話にCellScopeを取り付け、スライドグラスに血液か組織のサンプルを付ける。
リング型の高輝度LEDに照らされたサンプルが携帯電話の画面に写し出され、画像に薄青色の点々が現れたらその患者はマラリア陽性だ。
[『Economist』の記事によると、赤血球へのマラリア原虫による感染を確認することができるという。]
画像はその後、分析とアドバイスのために医療の専門家に送信することができる。
研究チームに参加している生物工学の博士課程修了研究生、Wilbur Lam氏によると、CellScopeは結核など他の病気の診断もできるよう開発が進められているという。
「非常に大きな可能性を秘めており、特に世界規模での保健衛生と遠隔医療に貢献できるだろう。われわれは、現時点で診断のための設備がない地域に、診断できる能力を提供することになる」と、Lam氏は電話によるインタビューで述べた。
『Economist』の記事と、
カリフォルニア大学バークレー校
『Richard C. Blum Center for Developing Economies』の
「病気を診断可能な遠隔顕微鏡」(英文)を参考にした。
携帯電話の普及率が急増、世界で33億台に
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