女性と男性の数学に対する学習能力について、大きな男女差はないとの研究成果が出ました。
ワシントン(AP) 学校教育でどの学年においても、数学の成績に大きな男女差がないという調査結果を、米ウィスコンシン大学マディソン校の科学者が24日、米科学誌サイエンスに発表した。アメリカでは全教科合計で平均を取った場合、女子の方が成績が上で、その傾向は
一般的に数学は、男子の方が得意と考えられている。「女子は数学が苦手」という考え方を持った教師や保護者も多く、調査を実施したジャネット・ハイド博士はこういった先入観が、さらに女生徒を数学から遠ざけていると指摘している。
ハイド博士は、統計的に性差を比べるための十分な結果が得られた、全米10州で生徒720万人以上が受験した一斉テストの点数を調査。その結果、2年生から11年生(日本の高校2年生に相当)までの成績に有意な男女差を見出せなかった。
高等教育になるほど強くなることが知られています。大学進学率も、女子の方が増加率が高いのです。
これは、女性が男性と同じ給与を得ようとすると、大学卒業後、社会人から再び大学に入学し、
新しい学位(学士、修士)を取らなければならないという社会的現実からきているようです。
この研究成果も「教育研究の現場の注目点と、社会全体の注目点が異なる」良い例だと思います。
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女性と数学 by アマチュアサイエンティスト:理系の現場
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