2009年3月11日水曜日

意外、生態系を破壊するミミズがいる

night crawler

Invasive Earthworms Denude Forests in U.S. Great Lakes Region
Worms, such as the night crawler, eat leaf litter which acts as a rooting medium for new growth
「ナイト・クローラー」のようなミミズは、新しい成長のための根を張る培地である落ち葉を食べつくしてしまう。
By Michael Tennesen

in Scientific American

原文が英文なので、要約すると
アメリカの5大湖周辺の周辺の針葉樹林では氷河期に土着のミミズが絶滅した。
そのためミミズなしの生態系が確立。ところが釣り餌、車の泥などにまぎれて入ってきた
大型のミミズ「ナイト・クローラー」などが針葉樹林の土壌を食べつくしてしまうことになった。
通常のミミズは土壌を耕し、空気を含ませるのだが、食べつくされた土壌は有機物を含まず、無機栄養素が流れてしまう。このため、植物の種類が限られてしまう。また、大型のミミズは両生類の餌としては大きすぎる。両生類の数を減らし、それを餌にする爬虫類、鳥類の数も減らしてしまう。
米国政府はこの問題に関する生態系調査に3年間、$397,500かけることにした。
一度、定着したミミズを取り除くのは不可能なため、対策が求められている。
というわけで、魚釣りに使ったミミズはあちこちに捨てないようにしましょう。
場合によっては森がなくなってしまうかもしれませんから。


ブログランキングに登録しています 応援よろしくお願いします

人気ブログランキングブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 科学ブログへにほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 高知情報へ
ブログランキングに登録しています。応援よろしくお願いします! コメント、トラックバックも歓迎です。
ポチッとな↓                    ポチッとな↓
人気ブログランキングへにほんブログ村 科学ブログへにほんブログ村 美術ブログへにほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 高知情報へ