NASA、アレス1のパラシュート落下テストに成功
in SlashDot JP
NASAの次世代ロケット「アレス1」の初段ロケットは再使用型として設計されているが、そのパラシュート落下テストが今月2日行われ、無事成功したとのこと。アレス1のパラシュート落下テストは今回が2回目となる(NASA発表、sorae.jp、本家記事より)アレスは、宇宙トラックを目指し、最終的には火星探査ロケット発射基地を月面に作るための資材を安く大量に運ぶ目的のロケットです。スペースシャトルに多くの限界が見つかり、また寿命も近づきつつあるため、新しい候補として登場。
テストではC-17輸送機を使い、5000ポンド(約22トン)の重さのダミーロケットを上空7600mから落下させた。全ての装置やパラシュートが問題なく作動しダミーロケットは安全に着地、実験は成功に終わったとのこと。アレス1のパラシュートは補助パラシュート、減速パラシュート、メインパラシュート3つの計5つからなり、スペースシャトルの4セグメントブースターに搭載されているものと似ている。しかし5セグメントであるアレス1の初段ロケットはより高速であり、またより高い高度から落下するため、これに対応するよう再設計されているとのこと。
ちなみに今回使用されたダミーロケットも本物同様、再使用されるそうです。
しかし、技術としては、かなり古いものの再利用を行うことで、開発費用の節約と安全性の確保を図っています。さて、オバマ政権下で、いかなる宇宙戦略が練られるか、楽しみです。
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