2009年3月30日月曜日

アクトビラ:最近みかけるこ言葉の正体

Blue Door - White Wall

アクトビラ
in Wikipedia

アクトビラ(acTVila)は、インターネットのブロードバンド接続を利用して、対応するデジタルテレビ向けに情報コンテンツや動画コンテンツを有料配信するポータルサービスの名称である。2007年9月より株式会社アクトビラ(旧社名・テレビポータルサービス。2007年9月1日より現社名)が動画コンテンツの配信サービスを開始している。
アクトビラ・サービスに対応する専用のTV受像機を用いることで、従来インターネット経由での画像配信にはPCが必須であったのを不用とし、専用TVにケーブルモデム・ブロードバンドルーター等からLANケーブルを接続することで、コンピュータに慣れないユーザー層も、容易に有料動画コンテンツを楽しめる。ただし、有料コンテンツの支払方法は、提携プロバイダの料金に含めるかクレジットカードしか選択肢が無く、Webmoney等で気軽に有料コンテンツを購入利用できるわけではない。
松下電器産業(現パナソニック)が自社の薄型テレビ「VIERA」の購入者向けに「Tナビ」を、ソニーコミュニケーションネットワーク(現ソネットエンタテインメント)がソニーの薄型テレビ「BRAVIA」購入者向けに「TVホーム」をそれぞれ提供していたが、2006年7月に両社が中心となってテレビポータルサービス(現株式会社アクトビラ)を設立した。
「アクトビラ」番組も携帯ゲーム機へ ソニーがBDレコーダー
in 日経新聞
ソニーは26日、録画した番組を同社の携帯型ゲーム機や動画対応の音楽プレーヤーに「転送」できるブルーレイ・ディスク(BD)レコーダーを4月24日に発売すると発表した。インターネット経由で映画などを配信する「アクトビラ」サービスに対応しており、そこで購入した映画などをメモリースティックを介して携帯機器で見られるようにした。

映画大手5社とアクトビラ、「アクトビラ ビデオ」で名作日本映画を配信
in 朝日新聞
映画大手5社とデジタルテレビ向けネット・サービスを運営するアクトビラは3月25日、映像配信サービス「アクトビラ ビデオ」で名作日本映画を配信する「まるまる映画」サービスを3月26日に開始すると発表した。
角川映画、松竹、東映、東宝、日活5社の名作映画を、インターネットに接続した家庭のテレビで見られる映像配信サービス「アクトビラ ビデオ」で配信する。5社の合計約1万2000本の映像ライブラリーから、厳選した名作・話題作を毎月1日に6作品ずつ更新する。
アイ・オー、DTCP-IP対応の「AVeL Link Player」などネットワークAV機器を発表
in IT Media


さて、このようにパソコンでなくても、有料動画が見られるテレビ、というのは多くの番組を有料化することで、生き残りをかけようとする放送局と、コンテンツビジネスに出資、進出しようとする家電メーカーの販売戦略があるのでしょう。


この内容について、重要と思われるコラムはこちら。


幸福な「テレビのこれから」はやってくるか
抜粋
たとえば、アメリカで人気を博している、無料で人気テレビ番組やミュージッククリップなどが見られるVODサイト「Hulu」「Joost」を取り上げたコーナー。アメリカでは、決められた放送時間に縛られずに、サイトから好きな時間に自分の好みの番組を見るスタイルが根付きつつある、という内容のビデオを流したあとで、テレビ関係者と視聴者双方に、「今後、決められた時間に番組を視聴する機会は大きく減ると思うか」と質問。この問いに対し、視聴者側は「大きく減ると思う」「そうは思わない」と答えた方がそれぞれ半数程度だったのに対し、テレビ局側はほとんどが「そうは思わない」と回答したのだ。ちなみに、番組を生放送で見ていた視聴者への即時アンケートでは、「大きく減ると思う」が圧倒的に多かった。

決められた時間にテレビを見るというスタイルが崩れたら、CM収入を得ながら無料で放送を行うという、現在のテレビ局のビジネスモデルは根本から揺るがされる。そうなっては困るという気持ちが、このようなズレとなって現れたのだろうか。

さすがに、そこまであけっぴろげに理由を述べるのは憚られたのか、テレビ局側が「そうは思わない」理由として挙げたのは、「テレビの持つ即時性という利点は、報道やスポーツ中継に適している」「テレビ局には良質なコンテンツの制作ノウハウがある」「権利処理の複雑さやそれに伴うコストを考えると、番組を無料でネット配信するのはビジネスモデルとして成り立たない」などが代表的なものだった。裏返してみれば、彼らはネット動画では、これらの問題を克服することは難しいと考えているということになる。

上記の問題は、今後のネット動画にとって、それほど致命的な問題ではない。即時性については、ネットはテレビにそれほど遜色ないレベルに達しているし、日本全国にあまねく情報を届けるという目的を満たすには、電波で情報を飛ばす従来のテレビ放送よりも、インターネットの方がはるかに適している。だからこそ、地デジの難視聴地域対策で光ファイバーが使われているのだ。
 つまり、これからの放送は、技術基盤と社会基盤としてインターネットを利用する、ということですね。当然ながら、パソコンとデジタルテレビの差はなくなってくるわけで。放送局も収入をどのようにして確保するか、再検討が必要になってきますね。
 アクトビラはこれからの有料放送の中核として注目されますが、無料の動画配信に比べると普及はイマイチです。それでも、採算が確保できれば良いのですが。Wowwowの様に期間限定で無料キャンペーンを行うなど、普及を図れば利用者が増えるかもしれませんね。

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