2009年4月17日金曜日

快進撃中 ホンダ・インサイト

Honda Insight

「使って楽しい」エコカー実感 ホンダ・インサイト試乗記 
in asahi.com(朝日新聞社)

ホンダが6日発売する新型ハイブリッド車「インサイト」に試乗し、都内を走ってみた。運転しやすく、使いやすい――次世代のコンパクトカーというコンセプトそのままの仕上がり。エコドライブを演出する仕掛けも満載され、「使って楽しいエコカー」の誕生を実感した。(アサヒ・コム編集部)

アクセルペダルに足を置くと、瞬時にエンジンが始動して発進した。電気モーター+ガソリンエンジンのパワーで、出足は力強い。加速のキビキビ感はホンダの小型車そのものだ。止まるとエンジンが切れ、アイドリングはストップする。再びアクセルに足を移すまでのわずかな時間にエンジンは始動して、ストレスを感じることはなかった。

デジタルのスピードメーターは数字が立体的に浮かび上がり、自然に視覚に入る。メーターの背景には色がついていて、強くアクセルを踏むと青色に、一定速度になると緑色に変化した。アクセルやブレーキの操作をクルマが判定していて、エコな運転をするほど緑色になるという。少しずつ変わるグラデーションが美しく、エコカーらしい演出を感じた。

こういった「仕掛け」はまだある。5分前から25分前まで5分刻みの「エコ運転成績」が、中央の液晶パネルに葉っぱ型のアイコンで表示される。さらに「本日の成績」や「これまでの成長度」を見ることもでき、まさにゲーム感覚でエコドライブを体験できそうだ。プリウスにも似た機能はあるが、ホンダのそれは技術者が思う存分遊んでいる感じがして楽しい。

左右のウインドーとフロントガラスの採光面積が広く、ドアミラーも大型で、運転席からの見通しはかなりいい。ただ後輪の上にバッテリーを置いている関係上、リアのウインドーまわりは窮屈で、ルームミラーからの後方視界は悪かった。全幅1695ミリの5ナンバーサイズだから、室内の広さはプリウスには遠く及ばないが、コンパクトカーとしては広々とした印象がある。

荷室容量は5名乗車時でも400リットルが確保され、さらに後部シートを別々に倒して広げることができる。こまごました収納も多く、主婦が買い物などに使うのに便利そうだ。

「特別なクルマを作るつもりはなかった。きちんと使えて、楽しい。それが重要なんです」。インサイト開発責任者の関康成さんはこう話す。「どんなに良いエコカーでも、使ってもらえないと無意味。使い勝手の良さ、クルマ本来の走りの良さ、求めやすい価格の3点をめざした」という、福井威夫社長の言葉通りの仕上がりになったようだ。

ホンダ本体の株価と、関連企業の株価も上昇中
本格的なエコカー販売競争が、自動車産業の復活の主軸となりそうですね。

ホンダ、ケーヒン、ショーワ急上昇 “インサイト効果”くっきり 
in フジサンケイ ビジネスi

急激な販売不振を受けて、自動車業界は各社が大幅減産を打ち出し、業績低迷にあえいでいる。その中で数少ない明るい話題が、ホンダ(コード7267)が市場投入した新型ハイブリッド車「インサイト」の好調な売れ行きだ。“インサイト効果”もあって、3月後半からはホンダはもとより、ホンダ系部品メーカーまで日経平均株価を上回るペースで上昇を続けている。

ホンダがインサイトを発売したのは2月6日。189万円からという価格設定は、先行したトヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」の最低価格233万円を大きく下回った。この結果、月間販売目標5000台に対し、3月9日までの約1カ月間の受注は3倍強の1万8000台に達し、極めて高水準の滑り出しをみせた。

そんな好材料にも恵まれ、ホンダは3月12日終値の2065円を直近底値にして急上昇に転じ、7日終値の前日比60円高の2805円まで約36%上昇している。

ホンダ系部品メーカーの最大手で、電子燃料噴射関連を手がけるケーヒン(7251)は7日、13円高の1199円で終了。インサイト発売に歩調を合わせて、2月以降、ホンダに先んじて上昇傾向が鮮明になった。ショックアブソーバーなどの部品メーカー、ショーワ(7274)もインサイト効果で好調。7日終値は9円高の461円だったが、年初来の値動きは急ピッチで日経平均を引き離し、ホンダとほぼ同水準まで駆け上がった。

新光証券企業投資調査部の坂口大陸アナリストは、3月下旬から円相場が1ドル=100円台の円安に振れたことで、輸出企業として「収益改善期待が高まった要素も大きい」と分析する。


トヨタが5月に新型プリウスを最低価格205万円で投入する方針を打ち出したことで、両車種の価格差が縮み、インサイト効果が継続するかについては懐疑的な側面もある。また、ホンダは今月末に2009年3月期決算発表を控えており、その内容次第で「若干過熱気味のホンダ株価の修正局面もありえる」(坂口氏)状況だ。



【アナリストの一言】

爆発的なヒットでわかる通り、インサイトは革命的なクルマだ。当面、関連銘柄の勢いも続くだろう。今後は、ハイブリッド車のラインアップ拡充が鍵。また、ホンダは今期業績にどこまで固定費削減を織り込めるかが焦点だ。(岡三証券企業調査部アナリスト 岩元泰晶)

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